ほどほどに映画好きのためのサークルHEC

2016年

めまい

その昔、淀川長治先生の「日曜洋画劇場」でヒッチコック特集というのがあって、
「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」「ハリーの災難」という4タイトルを
4週連続で上映していたのですが、「めまい」だけは見逃していおりました。
今回午前10時の映画祭で上映されていたので、見に行って来たのですが
もう素晴らしいの何の。さすがヒッチコックですね。
ヒッチコック映画でお馴染みのジェームズ・スチュワートを主人公に
キム・ノヴァクの妖艶な美しさとミステリアスな雰囲気、
そして恋愛の要素を織り込み画面にくぎ付けにしてくれます。
ラストもヒッチコックらしくなかなか良かったです。
久々にヒッチコックの作品を見返して見ようかな?って気持ちにしてくれました。

 

 

オアシス スーパーソニック

正直ギャラガー兄弟の生き方に共感出来る部分はありませんが、
90年代というのは間違いなくオアシスの時代であったろうと思います。
観客全員で大合唱出来る彼らの曲々は素晴らしいです。
特に「Don’t Look Back In Anger」はいつまで経っても色あせる事のない
不朽の名曲だと思います。 
もし再結成されたらライブに行って大合唱したいと思います。

 

ドント・ブリーズ

1人の盲目の老人を中心にスリルと恐怖、そして緊張感が味わえます。
ストーリー自体はシンプルなのですが、それでも途中からは
「どちらが正義なのか?」「どちらが悪なのか?」 分からなくなってきます。

朝焼けの中、少女が家を飛び出すシーンは
1974年公開の Texas Chain Saw のワンシーンを思い出してしまいました。
もしドント・ブリーズ2が製作されるとしたら
今度は最強の盲目老女に出てきて欲しいです(笑)

 

 

スターウォーズ ローグ・ワン

番外編とも言えるこの作品。
この様な作品が出来るとは思いもしませんでした。
時々マニア心をくすぐるキャラクターがちょこちょこ出て来たりします。
特にモフ・ターキン。実はスターウォーズにはなくてはならない存在ですね。
AT-ATウォーカーやAT-STウォーカーの使われ方も興味深かったです。
ただやっぱりダースベイダーの存在感は別格でした。

 

 

この世界の片隅に

決して裕福な時代ではなかったけれど
人の心の温かさが伝わってきます。
私が今住んでいるこの時代よりずっとずっと温かく感じます。
何でだろう?
すずさんのやる事なす事みんな微笑ましいですね。

失ったものは決して戻らないけれど
それでも出会った人達と手に手を取って一生懸命生きなければならない。
今のこの裕福すぎる時代だからこそ、あえて見つめ直す必要が
あるのかもしれませんね。

何だか朝の連続テレビ小説が出来そうな位のお話でした。

 

スター・トレック BEYOND

近年のSF映画らしく映像が素晴らしいですね。
特にヨークタウンは見事でした。
スタートレックは登場人物を知っている方がより楽しめますが
今回はそんなにも詳しくなくても楽しめそうな作品です。
最後の方でオリジナルメンバーの写真が出たところは
なかなか感慨深かったですね。
オリジナルメンバーの長寿と繁栄を!!

 

君の名は。

途中途中にユーモアを交えながら、物語は段々と本題に突入してゆきますね。
迫りくる運命と恐怖との狭間の中で、大切な人を守ってあげたいという気持ちは
見ていて応援したくなります。
手に書かれた「すきだ」との文字を見た時には
大げさではなく涙が止まりませんでした。
透明感のある景色と夏の風情がとても綺麗映し出され
素晴らしい映像美でした。

 

 

怒り

ある一つの事件をきっかけに物語が進んでゆきます。
3つのストーリーを巧みに混ぜ合わせ進行させてゆく手法は見事です。
一体誰を信じたら良いのか?
一体この怒りを誰にぶつければ良いのか?
見る人の心にそんな感情を訴えかけてくる様な映画でした。
ちょうど今日は私生活の中でも思う事がありましたが
そこは私の胸の中にとどめておきたいと思います。

 

 

シン・ゴジラ

今までとは違った新しいゴジラ像ですね。
最初はゴジラの進化に目を奪われつつ、段々日本政府の動向に引き込まれます。
ところどころにユーモアが垣間見れてクスっとしてしまう部分が多々ありますね。
ストーリーや会話のテンポといい庵野秀明監督以外にこの作品は作れないでしょう。
あんなに中身の濃いエンドロールを見たのも初めての様な気がします。
エヴァの新作もお待ちしております。
ところでもし日本アカデミー賞か何かにこのシン・ゴジラがノミネートされたとしたら
授賞式に庵野監督が現れるのかな?とちょっと気になる今日この頃です。

 

 

X-MEN:アポカリプス

アポカリプスという名の暴れん坊将軍が出てくるお話しですね!?
お馴染みのX-MENメンバーのサイクロップスやジーン・グレイなどが
出てくると妙に嬉しかったりします。
久々にご覧になる方はこのシリーズの最初の作品である
ファースト・ジェネレーションを見ておいた方が良いかもしれませんね。